沿海集落における「高密集住」を支える空間構造

摘要

多くの沿海集落は、漁港周辺に漁港施設•公共施設•住居が集積する高密集住空間である。個々の生活者は高密度な居住空間においても漁業生產活動およびその生活空間を通じて、個と集団との関係に適正な「距離感覚」を有している。これらのスペーシングによつて、個我生活を確保し、かっ家族生活を維持しつつ、近隣社会との共同的生活を持続している。