脳波トポグラフィーによる音環境評価の試み(その4各種音源に対するノイジネス評価と脳波との対応)

摘要

L_(aeq)が増加するとα_2波の電位は基準音を呈示した場合よりも減少するという傾向がみられた。従って、音源の種類やレベルの違いによる反応の差異を検討する上で、α_2波が有効であることが示唆された。さらに、明らかに大きな音や不快な音については、各電極の変化量から推測可能であることがうかがえ、脳波トポグラフィーの後頭部におけるα_2波の電位が減少する傾向がみられた。