細骨材にごみ焼却灰溶融スラグを使用したコンクリートの実験的研究

摘要

本研究の範囲内で以下のことが明らかとなった。 (1)コンクリートの流動性は，スラグ砂の置換率を增加させた時，スラグ砂の種類により増大する場合と低下する場合がある。 (2)コンクリートの空気量，ブリーデイング量，塩化物量は，スラグ砂の置換率を増加させると増大する。 (3)コンクリートの圧縮強度は，スラグ砂を置換するとスラグ砂の種類によっては材齢28日強度が低下する傾向がある。今後の長期強度の確認が必要である。