集合住宅におけるボイドスラブを利用した自然換気方式に関する研究 (その2)累積相対頻度分布を用いた室内汚染物濃度の時間変動特性に関する検討

摘要

時系列変動では入力データの平均化時間による影響が現れるが、年間での累積相対頻度分布では平均化時間の影響は非常に小さいことを明らかにした。また、室容積は室内濃度の累積相対頻度の50パーセンタイル以上の濃度に影響し、有效開口面積は室内濃度の平均値そのものに影響することを確認した。今回の検討はCO-2を対象にしたが、連続発生と仮定したことから、ホルムアルデヒドのように建材から連続的に発生する汚染物についても同様な結果になると考えられる。