地下水利用放射空調システムに関する研究Ⅷ －地域防災環境科学研究所における環境建築研究 その29－

摘要

1）夏期選定日では、個人PMV が対流空調27[°C]設定で +0.40±0.15、放射空調PMV+0.5 制御で+0.45±0.08 となり、 快適感での快適側における申告割合は対流空調に較べ放 射空調が5 ポイント高く、不快側でも放射空調が6 ポイン ト程度低くなった。 2）冬期選定日では、個人PMV が対流空調17[°C]設定で- 0.04±0.11、放射空調PMV-0.5 制御で-0.06±0.11 となり、 快適での快適側における申告割合は対流空調に較べ放射 空調が15.8 ポイント高く、不快側でも放射空調が3.3 ポイ ント低くなった。特に冬期において快適感の増加が大き くなり、放射空調は対流空調に比べ、被験者に快適な温 熱環境を提供できたと考えられる。