ベースライン調査時点の疾病別有病割合と室温の関係 住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査（その４）

摘要

本報では、断熱改修前時点における疾病と室温に関す る分析について報告した。結果として、寝室の平均室温 が18°C以上の人に比べて10°C未満の人は、高血圧の有病 割合が1.6 倍になることが示された。関節症やアレルギー 性鼻炎でも同様な傾向が見られ、寒冷な住宅に住む人ほ ど有病割合が高くなることが示された。