浮き上がりを生ずる中高層RC 連層耐震壁架構の保有水平耐力計算に関する検討 その33 浮き上がり架構の振動性状に関する検討(17) :接地中速度線形式と位相ランダム性を考慮した応答推定

摘要

著者らはこれまで、浮き上がり架構に生じる高次振動 の性状と大きさを把握するため、10U3PC（10 階建て杭基 礎3 種地盤、中央回転ばね置換曲げせh断），S10U3PC （同等価せh断）モデルを対象に以下の報告をしている。 1.その2 では汎用解析プログラムSNAP を用いて、 10U3PC モデルのElCentroNS 地震動応答解析を行った。 2.その17～22 では高次振動の発生メカニズムの解明（ば ね振り子理論）および応答せh断力の推定法について S10U3PC を用いて報告した。 3.その23 では、上記推定法の妥当性を検証するため、 10U3PC 時刻歴応答解析との比較分析を行った。