形態的特徴に基づく街並み景観の記号の類型化:街並みの景観における関係性のデザインの記述とシミュレーション（その１８）

摘要

本稿の目的は、連続量として計測された形状の特徴の度数分布に着目し、反復して現れる特徴の類型を探究することである。ある特徴を実質システムの選択体系網に組み込むための基準は、その特徴が意味の生成に関与しているかどうか、という点である。それを判断する手掛かりとなるのは記号の反復可能性である。繰り返し現れる特徴は、意味を担う記号として現象する可能性が高いからである。