地域分散型電源?熱源及び供給システムの統合化に関する研究その31北九州学研都市における地域エネルギーシステム2009年の利用状況について

摘要

今日、環境問題の関心が高まると共に省エネルギーや二酸化炭素排出量の削減などの必要性が叫ばれている。北九州市立大学ひびきのキャンパスでは地域分散型エネルギー供給システムを採用している。このシステムではコジェネレーションと太陽光発電による複合エネルギーシステムにより環境負荷の低減を実現している。本研究ではこのエネルギーシステムの2009年の運転状況のデータより、太陽光発電、燃料電池、ガスエンジンの発電電力量、ガス使用量などを調査し、年間発電、排熱利用量、発電効率、排熱回収率などを検討した。