居住者の温冷感を考慮した空調負荷計算法に関する研究その4 間欠空調について

摘要

現在の空調負荷計算法（以下、「現行法」と称す）では、 負荷計算の段階で居住者の温冷感そのものを考慮せず、 便宜的に一定の室内空気温度が維持されたときに壁体な どから室内空気への伝達熱量を空調負荷としているため、 空調負荷は室内空気温度設定値のみの関数となり、居住 者の温冷感と無関係である。居住者の快適性が重視され ている快感空調では居住者の温冷感と関連付けた形で負 荷が求められるのが望ましい。