住民同士の生活支援活動に対する住民の意向高齢期の在宅生活継続を支える住民主体の活動に関する研究その4

摘要

前報に引き続き、その4では、主に生活支援活動に対する地域住民の考え方について報告する。調査の対象地域、調査対象者、および調査方法はその3と同様である。住民同士で生活を支え合う活動の望ましい形態について問うた。「支援への対価」は「基本的に無償、支援内容により一部有償」がもっと多く63％、次いで「地域通貨やボランティア貯金のような形式」が23％で、「すべて有償」や「すべて無償」は1割未満であった。まちづくり活動の活動頻度別では、「年間を通して」では「すべて無償」は3％とわずかで、「イベントのみ」より1割低い。「支援の対象者」については、「対象者をしぼらない」が7割と多い。