GIS を用いた北九州市における公共交通の評価手法に関する研究

摘要

本研究では、住民基本台帳、鉄道およびバスの時刻表、 北九州市都市計画情報活用を基にGIS の様々な機能を活 用し、GIS データベースの構築及び公共交通機関と人口区 分の関係を明確化し、既存交通機関が、カバーできてい ない区域を抽出することができた。また公共交通機関の 新路線としての検証法としての、シミュレーションにお ける条件設定の、基本的な考え方が構築できた。しかし ながら最近の化石燃料の価格は不安定であり、経費にお ける条件設定については再考の必要があると考える。今 後はさらに、建物、目的別運行データなどのＧＩＳ属性 データを追加し、データの関係付けを検証し、新路線検 討手法における検討要素の重み付けが必要となる。