光注入同期法を用いた次世代モバイルフロントホール用160 Gbit/s,256 QAM デジタルコヒーレント伝送

摘要

160 Gbit/s, 256 QAM 上り・下り信号を23 dB のロスバジェットで26 km 双方向伝送することに成功した。第5 世代移動通信システム（5 G）の研究開発が国内外で精力的に進められている[1] 。本システムにおいてはCentralized-Radio Access Network（C-RAN）構成の適用が検討されている。C-RAN ではBase Band Unit（BBU）とRemoteRadio Head（RRH）間（Mobile Front Haul: MFH）はCommonPublic Radio Interface（CPRI）[2]に準拠した光インターフェイスで接続され、無線データの約16 倍の容量のデジタルデータが伝搬する。そのため、10 Gbit/s 以上の無線容量が想定される5 G 及びポスト5 G 無線伝送システムでは、MFH に要求される伝送容量は160 Gbit/s 以上となる。