生体情報の半連続免疫計測のための表面弾性波(SAW)ィムノセンサに関する研究

摘要

免疫測定法は疾病診断•病原体の検出に広く用いられて いる。しかし、その検出は抗原抗体間の結合によることから 1回の測定を対象としており、同一系での「複数回の測定」 および「濃度の経時計測」に適さない。迅速かつ繰り返し(半 連続)測定が可能な免疫計測技術が開発されることで、濃度 モニタリングが可能となり、疾病の早期発見•予防に役立つ と期待される。繰り返しの免疫測定を実現するには、対象と なる抗原を捕捉する感応部がその機能を失わず繰り返し再 生される必要がある。これまでに様々な感応部の再生技術 が考案•報告されてきたが、未だ確立に至っていない(1)〜(3)。