マクロスケール組織構築のための血管内包ひも状肝組織

摘要

組織工学の分野において，複雑な三次元組織を構築するrn試みとして，ボトムアップ的な手法が注目されている(1)．こrnの手法では，細胞による数十～数百マイクロスケールの微rn小組織をビルディングブロックとして組み上げることによrnって，マクロスケールの三次元組織を人工的に構築する．こrnの時のビルディングブロックとして，様々な形状のもの(2-4)rnが報告されており，これらを空間的に配置することで実際rnの臓器のような血管網を持った組織を，高密度で階層的にrn構築することが期待されている(5-6)．これらのビルディングrnブロックの中でもひも状のものは，その形状特性から管腔rn形状や配向性を持った組織の構築に適していると考えられrnており(7-9)，血管内皮細胞のみで構成されるひも状組織は報rn告されている(10-11)．しかしながら，ひも状組織を組み合わせrnることによって，血管網を有するマクロスケール組織を構rn築するには至っていなかった．