FeCoV磁性線を用いた磁気双安定素子による環境磁界発電装置の試作

摘要

急峻な磁化反転を呈する磁性線を用レ、た磁気双安定素子(Bistable magnetic device)はこれまでに回転•位置センサ等の様々な用途に応用されている[1]。磁性線内部の磁化反転が，大バルクハウゼンジャンプと呼ばれる高速な磁壁移動によって生じる際，磁性線外部に卷回した検出コイルに，外部磁場の速度変化に無依存なパルス電圧が誘起される。これはゥイーガンド効果[2]と呼ばれ，FeCoV複合磁性線ゃァモルフ了ス磁性細線等の素子においてこの現象が確認されている[3,4]。