環境工学協働による地球環境対応型都市づくりに関する体系的研究 その３秦野市における夏季気温分布の現状分析

摘要

本研究では、神奈川県秦野市を対象に、夏季の気温分布の現状を調査し、その分析を行った。その結果、緑地、建物遮蔽率、日射量などの気温形成要因が確認され、また、それらの要因と気温の間に見られる相関関係が、時間帯により変化することを把握した。今後は、高温地域、低温地域を面的に予測した後、地域類型区分を行い、各区分について対策を提案する都市環境気候地図（クリマアトラス）の作成につなげていく方針である。