簡易設置型喫煙ブースにおける室内空気環境に関する研究その2 吹出し口と吸込み口の改良による改善効果に関する検討

摘要

本研究では単純な形状の喫煙ブースを対象に室内気流環境の測定を行った。吸込み口と吹出し口の組み合わせにより室内の汚染状況は異なることから、改良を加えることによる改善効果について検討を行った。今回の実験ではブース下部からの漏出量の把握が困難であったために各パターン間の効果の比較を正確に行うことはできなかった。今後、下部を閉鎖した状態での測定を実施する予定である。また、本研究で用いた喫煙ブースは循環型のものであるが、今後、労働安全衛生法の改正によりガス状物質に関する規制が発生することを考慮し、換気を考慮した検討を実施する必要がある。