地域住民による低・未利用公有地の管理・運営の実態: 地方自治体が所有する低・未利用公有地の暫定利用についての研究　その2

摘要

日本の社会構造の変化による空きスペースの増加が見られるようになった。地方自治体が所有する公有地においても、財産価値を十分に発揮させるような積極的な利活用が求められるようになった。現在では、都心部のまとまった規模の未利用公有地は有効活用されているー方、立地の悪い土地において低利用が多く見られ有効活用されていない実態がある。各自治体も政策やマスタープラン等で有効活用を目指す動きが活発化しているが進んでいないのが現状である。そのような土地を住民に開放することで、住民の生活がより豊かになると考える。