戸建コーポラティブ方式による住宅地開発支援システムの開発

摘要

近年、地域固有の魅カを活かした住環境整備のために、住民自らが主体的に環境整備に努め、互いに合意形成を図りながら、協働で作り上げていく手法が求められる。そのなかで、ワークショップを繰り返し行い、自らが望むまちのかたちを作り上げるというコーポラティブ方式は住民参加のまちづくりにふさわしいといえる。ー方で、ワークショップ形式で事業を進めていくために、専門家のサポートが必要となるが、これは通常よりも手間がかかるため、多くの事業費、事業期間を要してしまう。コーポラティブ事業においてその計画段階で住民・関係者が互いの意思を尊重し、イメージを共有できるような手法が求められる。