改質フライアッシュモルタルの収縮ひび割れ性状に及ぼす乾燥湿度の影響に関する研究 （その1. 実験概要およびモルタルの性状）

摘要

本報（その1）で得られた知見を以下に示す。(1) 材齢7 日から材齢28 日にかけての割裂引張強度の増進は、相対湿度が低いほど小さかった。(2) 材齢28 日から91 日にかけての割裂引張強度が、全ての供試体において低下し、湿度が低いほどその低下割合が大きかったが、M-FA を混和したものは低湿度における強度低下割合が抑制された。(3) 自由収縮ひずみは、M-FA 置換率が高くなるほど小さくなる傾向であった。