地震記録と微動記録を用いた不整形地盤構造の簡易的推定手法の検討 （その1）防府市における1 次元地盤構造モデルの構築

摘要

その1 では、地震記録のほか、微動アレイ観測、極小微動アレイ観測、単点微動観測の結果を組み合わせた地盤構造の推定手法を提案し、それを基盤の傾斜が想定される山口県防府市を適用して、当該地域の測線上の各点の1 次元地盤構造モデルを推定した。その結果、観測点によって地震基盤の出現深度は大きく変化しており、測線の中央部ほど基盤深度が深いことを明らかにした。