難燃処理木材ファサードの促進劣化試験方法に関する基礎的研究 その２ 実規模試験

摘要

本研究では、実規模で北欧規格であるNT FIRE 053MethodA および湿潤繰り返しサイクルの検討を行った促進劣化試験を実施した。得られた知見を以下にまとめる。(1) 小片試験体においても促進劣化試験サイクルの検討がコーンカロリーメータ試験を用いて可能であることを確認した。(2) 促進仕様J60 は、既往の研究1)2)で試験された劣化なしの試験体と比較して促進劣化したことを確認した。また、NT FIRE 053 Method A と比較しても同程度の促進劣化が可能であることを確認した。