青森駅の変遷についての研究その１ 青森駅の成立

摘要

青森駅は北海道との旅客、貨物の中継地点として陸海連絡施設が一体となり駅機能が複合化するという地理的な特性を持って発展したという変遷を理解することができた。また青森における初期の鉄道や駅の発達には青函連絡航路が必要不可欠であったことを貴重な資料を基に明らかにすることができた。2015 年度末には北海道新幹線が開通し青森駅の機能や役割はさらに変化することが考えられる。引き続き三代目駅舎、四代目駅舎（現青森駅舎）までの変遷と連絡施設としての青森駅発展の過程について研究を進めることとしたい。