鉄筋コンクリー卜造中低層集合住宅の施工中に発生したひび割れの傾向 その6 住戸界壁および妻壁(無窓壁）に発生したひび割れの傾向（修正ベース'マレ一法による検証の2)

摘要

今までの検証の結果から、次のことが分かった。1) 今回適用した骨材の係数やコンクリートの引張限界歪 の値は、実際のひび割れに対して有効な値とはならな かった。2) 乾燥収縮率の小さな区分Aのコンクリートでの比蛟で は、ひび割れ幅の総計の値が小さいためとは思われる 力、比較的実際のひび割れと予測式から算出した値が 近い値となっている。3) 比蛟したすべてが、同様の傾向を示していることから、 何らかの処flさえわかれば、1,0删を超えるひび割れ に対しても対応が可能となるかもしれない。4) 発生したひび割れ幅の総計が0. B觀程度までの小さな 値である場合には、ある程度信頼できる予測値となつ たが、それを超えるひび割れとなった場合には、別の 係数が必要と思われる。