車いす使用者の鉄道利用時における乗降支援装置の基本設計と解析

摘要

近年、鉄道を利用する車いす使用者が増加しており、公共交通機関の整備が進められている。日本ではバリアフリー新法に基づき、多くの自治体が基本構想づくりとして駅及びその周辺整備を行っている。しかし、鉄道施設においては、車両の動揺によるプラットホームへの接触を避けるため、余剰間隔が必要であることから、完全に段差と離隔を取り除くことはできない。