腹腔鏡下手術トレーニングシステムの構築:初心者のための視覚的アシストを利用した理想動作のトレース

摘要

近年，開腹手術に替わり腹腔鏡下手術が盛hに行われるようになってきている．この手術は体に数ヶ所小さな孔をあけ，そこに腹腔鏡カメラと医療鉗子を挿入して治療を行う術式であり，従来の開腹手術に比べて患者の身体への負担が少なく，回復が早い等のメリットが存在する．一方，患部を腹腔鏡カメラで見ながら細長い鉗子で作業を行うため，医師には高い技術力が要求される．そのため，医師は専用のトレーニングボックスという装置を用いて訓練を行う必要がある．