動的破砕による杭頭処理工法における装薬条件の最適化

摘要

今回の一連の実験において，以下の事項について確認することができた。(1) 杭半径に対する装薬孔長率と込め物長率を破砕性状の指標としたところ，装薬孔長が杭半径の90%前後，込め物長率40%の設定が，杭径ø1,500mmないしø1,200mmに対しては適値と考えられ，安定した破砕性状を得ることができる。(2) 杭径ø1,200mmに対しては，装薬孔数の下限は4本であり，標準装薬量256g/m~2とすることにより，破砕性状が安定することが確認された。