プルシアンブルー共沈法とイオンクロマトグラフィーを用いるセシウムの定量

摘要

2011年3月11日の福島第一原子力発電所の事故 により大量の放射性物質が大気中へ放出した。これ らの中でセシウム137は半減期が30年と比較的長 く、表土10cmでほとんど吸着している。このため セシウムイオンの土壌への吸着挙動を把握するため に微量セシウムの定量法を確立する必要がある。本 研究では、セシウムをプルシアンブルー（以下PB) で共沈した後、これをアンモニア水で溶出させイオ ンクロマトグラフィー（以下IC)を用いた定量法 について検討した。