ソニックブーム・抵抗の同時低減に向けた前進翼平面形の超音速空力調査

摘要

超音速旅客機の実用化にあたっては巡航時のソニッrnクブームと空力抵抗の同時低減が重要課題であり，これrnまでも多くの検討が行われてきた[1][2][3]．これらの検討rnによって抵抗低減やソニックブーム低減に向けた多くrnの知見が得られてきた．しかしながら，宇宙航空研究開rn発機構（JAXA）研究開発プログラムが静粛超音速機実rn現に向けて掲げた技術目標[4]（「ソニックブーム85PLdBrn以下」，「巡航揚抗比8.0以上」，「離着陸騒音ICAO ch.14rn適合」，「構造重量15%削減」）の達成には解決すべきrn課題が多い．従来超音速機に有望とされてきたデルタ翼rnやクランクドアロー翼は，超音速巡航時の抵抗低減主翼rnの翼端から発生する衝撃波が機体後端から出る衝撃波rnと干渉し，全体としてソニックブームの強度が上がってrnしまうことがわかっており，ソニックブームの低減を難rnしくしている．したがって，抵抗低減とソニックブームrn強度低減が両立できる新しいコンセプトの検討も有望rnな解決策である．