地方都市近郊の農村集落における空き家と既存住宅流通に関する考察: 旭川市西神楽地区でのケーススタディ

摘要

急激な人口減少、超高齢化の進行に伴い増加する空きrn家の問題が顕在化している。特に人口減少が著しい地方rn都市では、空き家対策や既存住宅ストックの活用が今後rnのまちづくりや地域運営において重要となっており、行rn政や地域団体での取り組みが行われている。rn旭川市西神楽地区は、昭和43 年に旧神楽町が旭川市とrn合併した地区で、市中心部から約10km 南側に位置し、急rn激な人口減少と高齢化が進行している地域である(表1)。rn本地区では、NPO 法人「グラウンドワーク西神楽」が、積rn極的に地域運営に関わり、戸建住宅の空き家の把握(70 件rn(H28))にも取り組んでいる。本報告では、本NPO が空きrn家を活用した定住促進に関する取り組みを検討するにあrnたり、今後空き家となる可能性がある戸建高齢世帯の住rnみ替え意向やこの地区に近年転入した世帯の転入時の住rn宅等の状況を把握し、空き家を活用した既存住宅流通促rn進の課題を明確化することを目的とする。