合成開口レーダデータを用いた送電鉄塔等垂直構造の自動抽出技術について

摘要

合成開口レーダ（SAR）は、高い空間分解能で地表面等をrn観測する装置である。SAR は自ら電波を照射するため、昼rn夜間問わず、かつ利用周波数によっては雲、噴煙等の存在rnを問わず観測できる特徴がある。また、進行方向に対してrn垂直に配置した２つのアンテナの複素信号を解析処理するrnことで地表面等の相対高度の測定ができる。この機能はクrnロストラックインターフェロメトリ(XTI)と呼ばれている。rn近年のSAR の高分解能化に伴い、SAR データによるビルrnや家屋等の人工構造物に関する情報抽出技術が盛んに研究rnされている。近年、情報通信研究機構(NICT)ではXTI 用SARrn観測データから垂直な構造を自動抽出する技術の開発を進rnめている(1)。本論文では当該技術のベース理論について述べrnた後、当該技術をNICT の航空機搭載SAR（Pi-SAR2）(2)のrn観測データへ適用し送電鉄塔を抽出した結果を示す。