分散電源の力率制御とフィーダ間連系の組み合わせによる配電線フィーダ電圧制御方式の一検討

摘要

現在，低炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーのrn導入が世界的に進んでいる。日本においても，太陽光発電rnシステム（PV）の導入目標として2020 年までに2,800 万rnkWという政府目標が掲げられている。国際エネルギー機rn関（IEA）によると，日本における2014 年のPV 導入量はrn970 万kW で，総発電容量は2,341 万kW となっている(1)。rnPV が大量導入された状況を考えると，その出力変動にrn伴う電圧変動が各所で発生し，その結果，配電線フィーダrnの電圧プロファイルに与える影響は，非常に複雑になるこrnとが予想される。すなわち，フィーダ1 では上限電圧逸脱，rnフィーダ2 では下限電圧逸脱といった状況が同時に発生rnすることも予想される。このような状況では，送り出し電rn圧を一律に上下するLRT（負荷時タップ切替変圧器）でのrn対策は取れなくなる。また，線路途中に導入されているrnSVR（電圧調整器）のタップ管理の複雑化とともに，SVRrnの新設なども必要になることが予想される。