XVIII. 放射線管理計測技術の最近の進歩 放射線管理計測、防護計測における波形弁別技術の応用

摘要

波形弁別技術は研究機器においては多用されているが，汝高弁別技術に比べてややアップグレードであるため，管理的な現場計測技術への導入は十分ではなく，これから大いに期待できる技術である。 特に，そのための検出器媒体そのものが多様になってきており，かつ光のフィルタリング技術，エレクトロニクス技術などが発展してきている状況にあるので，波形処理のためのハードの簡易なICチップ化などが進めば，一段と進展するものと思われる。 ここでは従来すでに取り入れられている技術も含めて，波形処理とその放射線管理、防護分野における　 応用について述べる。