工作機械受注、2023年は8カ月連続の前年割れ、中国景気の不透明さが影響、回復は2024年以降か

摘要

景気の先行指標とも言われる工作機械の受注額が2023年に入り、8カ月連続で前年を割り込んでいる。業界団体の日本工作機械工業会（日工会）がまとめた2023年8月の工作機械受注実績（確報値）は、前年同月比17.6減の1,147億6,000万円と8カ月連続で減少した。受注総額は2カ月連続で1,200億円を下回った。中国での景気不透明感や、欧米での利上げなどから、設備投資を様子見する動きが続いているとみられる。