高出力ピニオンタイプ電動パワーステアリング

摘要

近年，自動車を取り巻く環境は厳しくなってきており，省エネルギーやCO{sub}2削減など地球環境に配慮した商品開発が求められている．北米カリフォルニア州など，地域によっては規制強化の動きも出始めている．操舵系の部品については，従来の油圧式パワーステアリングよりもエネルギー効率の良い電動式パワーステアリング(EPS)への関心が一層高まっている．ここ数年では，小型車だけでなく中·大型車へも搭載されるようになってきた．このような情勢の中，排気量2.3lで330Vバッテリ駆動のハイブリッドSUV (Sport Utility Vehicles)車用として，高出力ピニオンタイプEPSを開発·市場投入したのでここに紹介する（写真1）．