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中新世青木層に産する,菱鉄鉱を含む燐灰石団塊

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摘要

長野県,上田地域の中新世青木層には,菱鉄鉱を含む燐酸塩団塊が産出する.それらは,燐灰石1相団塊と菱鉄鉱燐灰石2相団塊であり,両者とも方解石を欠いている.燐灰石が晶出した続成ステージと方解石欠如の理由を明らかにするため,団塊のTCC (全炭酸塩体積パーセント),1団塊中での菱鉄鉱と燐灰石の重量比,燐灰石のSO_4~(2-)含有の有無,菱鉄鉱の炭素?酸素同位体比を測定した.燐灰石の約半数が結晶格子中にSO_4~(2-)を含むことから,燐灰石は主要には初期続成作用の硫酸塩還元ステージ晶出であることが明らかである.菱鉄鉱のδ~(13)Cの最高値は+90で,δ~(18)O低下とともにδ~(13)Cが低下している.炭素同位体比は菱鉄鉱がメ夕ン発酵から有機物熱分解ステージにおいて晶出したことを示す,このことから,青木層では埋没浅所で燐灰石が晶出し,その後埋没がより進んだ深所で菱鉄鉱が晶出した,という晶出順序が明らかになった.その結果から,燐灰石晶出時の堆積物間隙率は,燐灰石を含む1相および2相団塊のTCC値,菱鉄鉱晶出時のそれは菱鉄鉱1相団塊のTCC値と2相団塊中の菱鉄鉱の体積パーセント,として知ることができる.燐灰石1相団塊のTCC値が,菱鉄鉱晶出時の堆積物間隙率の範囲に入る試料があった.この事実は燐灰石晶出が硫酸塩還元ステージに限定されず,メ夕ン発酵ステージ以降でも生じていたことを示す.青木層堆積物においては続成作用の初期に,間隙水のpHが海水値より低下した.そのため,続成作用時に方解石は晶出せず,青木層に産する団塊は方解石を欠くものとなった.

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