肺炎球菌結合型ワクチンと 子宮頸がん予防ワクチン

摘要

肺炎球菌結合型ワクチンはT細胞依存性に抗体産生を誘 導し，乳幼児に良好な免疫応答を誘導する。肺炎球菌 の血清型うち7種類が選ばれる7価ワクチンが採用され ていたが，2013年11月から6価追加となつた13価ワク チンが採用されている。同時接種により発熱頻度が上 昇する。子宮頸がん予防ワクチンは，L1力プシド蛋白 からなるウイルス様粒子から製造された。接種後の失 神や慢性疼痛が知られており，後者により積極的勧奨 対象から外されている。両ワクチンとも，アジュバン 卜を含む不活化ワクチンで，高い効果を有する。