施設栽培でのL ED電照技術の開発(第2報）緑色L E D電照の卜マ卜栽培への適用効果について

摘要

近年、LED (Light Emitting Diode ：発光ダ ィオード）光源の普及により単色光と植物の生理 生態に関する研究が進み、単色光LEDを用いた 生長促進、開花調節、病害防除など用途に応じた 新しい光利用技術が開発されている。また、開花 調節などで電照を利用する施設では、2012年の 白熱電球の製造中止を背景に電照の代替光源とし て省電力、長寿命のLED利用が注目されている。筆者らは、農業電化の一環として四国地域の主 要な農作物へのL ED利用技術の開発に取り組 み、従来の電照作物であるイチゴ（ェ藤、2012)、 ニラ（ェ藤ら、2015)やォォバを対象に、緑色し EDを用いたLED電照技術を開発し、産地への 普及を進めている。最近では、イチゴ生産者施設 や観光イチゴ園で導入され、イチゴ炭そ病などの 病害防除に役立っている。