サポウィルスによる大規模食中毒

摘要

平成25年3月11日，管内医師から「事業所の社員7名 が,3月8日からウィルス性胃腸炎症状で受診している. 事業所内に他に30名ほど同様症状の発症者がおり，患者 らは社員食堂を利用している」との届出が上田保健所に あった.原因施設は事業所社員食堂のほか，関連4事業所に弁当 または調製した副食を必要量事業所に運び，現地で配膳ま たは調理する形態で，昼，夜，夜勤用または昼のみを提供 していた.患者は原因施設が調整した食事または弁当を喫 食した5事業所の社員および原因施設の調理従事者731名 中の199名（発症率27.2)で，社員194名，調理従事者 5名であった.男性181名，女性18名であった.主な症状 は下病（78),腹痛（56),吐き気（54),発熱 (48)で，38°C未満の発熟が59であった.潜伏時間は3-101時間で，平均潜伏時間は34.4時間で あつ7こ.