脱炭素社会に向けて

摘要

新年あけましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。当社は，1943年の創業以来，紙とプラスチックを素材として，数多くの包装容器を提供し続けてまいりました。現代社会においては，脱炭素社会の実現，サステナブルな循環社会の実現，少子高齢化社会への対応，食の安全?安心への高まりなどさまざまな課題を抱えており，包装容器に対しても，環境への配慮，高い品質が求められております。特に脱炭素社会に向けた動きは活発化しており，従来.優先してきたQCD(品質·価格·納期)に加え，Environment(環境対応)を重視した事業を進めて行くことが重要になってきています。サプライチェーン全体での取組みを加速させ，課題解決に貢献できる製品提供を進めてまいります。環境に配慮した製品への対応は自社にとどまらず，紙容器では業界を挙げて企業間のコラボレーションによるリサイクルチェーンを構築する取組みも始まっております。また，プラスチック容器ではクリーン?オーシャン?マテリアル?アライアンス(CLOMA)に参画し，プラスチック製品の3R(リデュース?リユース?リサイクル)の新たな取組みや代替素材の開発?導入に取り組んでおります。