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摂食障害と自閉スペクトラム症合併2症例への栄養指導

机译:摂食障害と自閉スペクトラム症合併2症例への栄養指導

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摘要

【目的】摂食障害は.若年女子に好発する難治性の疾患で.治療の優先事項は栄養改善である。摂食障害の10-20に自閉スぺク卜ラ ム症が合併し.合併例は予後不良例が多く.治療では自閉スぺク卜ラム症の特性に着目した対応が必要となる。摂食障害を発症し入院 した自閉スぺク卜ラム症女児2症例に.チーム医療の一環として自閉スぺク卜ラム症の特性に着目した栄養指導を実施したので,報告 する。【方法】対象は.摂食障害治療を目的に精神科病院へ入院した自閉スペクトラム症の15歳女児2名である。症例1は.体重管理の厳し い審美系スポーツの選手で.過剰な運動と食事制限から低体重となり入院した。症例2は.ストレス時に拒食反応を示す病態で,拒食 による急激な体重減少で入院した。管理栄養士は,自閉スぺク卜ラム症の特性に着目し.1)褒めて労う,2)視覚情報の利用.3) 具体的説明の繰り返しを基本に栄養指導を行つた。【結果】症例1は.1週間毎に増加する食事を全量摂取するとともに.活動量を減少させることにより.目標体重を達成した。症例2 は.拒食が消失し目標体重を達成した。【結論】摂食障害と自閉スぺク卜ラム症合併2症例において.自閉スぺク卜ラム症の特性に着目した1)褒めて労う.2)視覚情報の 利用.3)具体的説明の繰り返しを基本とした栄養指導の有用性が示唆された。

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