EUおよび日本が掲げる地球温暖化ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとする目標はIPCC特別報告書「Global Warming of 1.5℃」(2018年)の提言に基づく.報告書ではその道筋として,世界全体のCO_2排出量が2020年から減少し始め,2030年には2010年比45%削減されることが想定されている.今後の新興国の経済発展に伴うCO_2排出量の増加を含めた値であり,世界規模での対応が必要である.自動車では販売台数が増加する新興国においても早期のEV普及と発電の脱炭素化が求められる.
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