カーボンニュートラル実現に向けた新型汚泥焼却炉の実用化

摘要

我が国の地球温暖化対策は，2016年5月に「地球温暖化対策計画」が策定され，中期目標の達成に向けて取り組むことが基本方針として示された。2021年3月には「地球温暖化対策の推進に関する法律」が改正され，2050年カーボンニュートラルを基本理念として法に位置づけることが定められた。下水道事業においては，脱炭素社会への貢献のあり方検討小委員会にて，下水道が有するポテンシャルの最大活用，温室効果ガスの積極的な削減，地域内外·分野連携の拡大?徹底が方針として示されている。