1971年に開始されたInternational Gas Turbine Congress, IGTCは2019年に第12回を迎えた。1990年代以来の東京地区で2回開催,関西地区で1回開催というこれまでの順序を踏襲し,今回も前回大会に続いて東京で開催することとした。概ね3年間の準備期間を経て,International Gas Turbine Congress 2019 Tokyo(IGTC2019 Tokyo)は2019年11月17日(日)から22日(金)まで,前回と同じ東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された。関係各位·各機関のご尽力,ご協力により,海外からの論文数が国内からの論文数をはじめて上回るなど,盛会の裡に終了することができた。過去11回にわたり,IGTCは日本のガスタービン技術の発展に寄与してきた。日本のガスタービンおよびエネルギー関連技術の発展に資する国際的な情報交換と発信,および人的交流を促進することを主たる目的とし,昨今のエネルギー情勢やガスタービン·航空エンジンの技術状況を反映させて,最新の学術·技術情報を交換するとともに,将来の技術展望や国際協力,また人材育成などを視野に入れた有益な討議を行う国際会議として開催した。2016年10月に立ち上げた準備委員会では,IGTC2019 Tokyoの開催趣旨と意義,および周辺情勢に関する認識について議論し,以下のようにまとめた。
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