日本ガスタービン学会(以下,当学会)は1971年にASME(American Society of Mechanical Engineers)が東京で開催したガスタービン国際会議を契機に創立された。この経緯から当学会は創立当初より国際活動を重要な活動と位置付けており,中でも独自の国際会議International Gas Turbine Congress(IGTC)を主要な事業の一つとして継続的に開催しているところである。2000年代に入りアジア地域での国際協力が進展し,当学会の働きかけでAsian Congress on Gas Turbines(ACGT)が2005年から共同開催されている。現在は日中韓印の4か国が持ち回りで隔年開催する国際会議に発展し,域内の交流に貢献している。これらの活動を通じて国際的な協力関係は大きく発展しており,当学会の国際的な認知度も高まっていると思われる。ここでは近年の主な国際活動の展開について紹介する。
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