知#12539;技#12539;徳を切磋琢磨―自動車技術会―社会貢献できる場

摘要

浅原源七初代会長は，本会20年史で，『技術会という名称は創立趣旨からみて，単なる技術者の「学会」でもなく，また事業的な技術者「協会」でもないので，論議の末「技術会」とする．そして，学会的行事の外に，政府の自動車振興行政に寄与すると同時に自動車企業の生産活動に刺激を与え，技術面のよき競争の場面を拓いた．とかく競争と協調との両立し難い業界団体の内にあって，本会のごとく会員個人間の知友交際の存するためか，その後の自動車に関する規格の制定，法規制定上の技術的参画，その他種々の場合に，協力活動を円滑にした隠れた効果もあったに違いない．』（抜粋）と書かれています．産学官連携を特徴として始まった本会の活動が連綿と受継がれていると思います．ここで，21世紀を5年経過し4万人の仲間が集まった現在の本会の多様化している活動をみてみたいと思います．