Gbps超ハイスピード·プリント基板設計教科書 第5回 バターン分岐によるスタブの形成とその対処方法

摘要

高速信号を伝送する場合，マイクロストリップ·ライン（MSL：Microstrip Line）が途中で分岐している形状の場合にも留意してください．図1に示すようなパターン·レイアウトは，MSLを用いるまでもなく．一般的な信号パターンでもよくあります（以降はMSLを実例として説明する）．分岐しているMSLは，だいたいその先端がミスマッチ状態となっており，そこから信号が反射します．それが本線側に戻ってきて，本線側の信号伝送に悪影響を与え，シグナル·インテグリティが悪化します．本国のような分岐のことを「スタブ」といいます．途中で分岐しているMSLは，高速信号伝送に悪影響を与えます．そのため，このようなパターン設計をできるだけしないことが重要です．