Spresense用拡張ボードを試す: Spresense+センサ+Bluetooth LE！計測した値をBLEでラズベリー·パイに送信

摘要

GPS搭載のマイコン·ボードSpresense（SONY）に，BLE拡張ボードSPRESENSE-BLE-EVK-70とセンサ拡張ボードSPRESENSE-SENSOR-EVK-701（ともにローム）をつなぎ，計測値をBLEでラズベリー·パイに送信する実験を通してSpresenseのパフォーマンスを体験します．Spresense（ソニー）は．50.0mm×20.6mmの基板に，GPSやマイクロUSB端子，拡張I/O端子などを搭載した小型マイコン·ボードです（写真1-1）．その中核となるマイコンには，浮動小数点数演算ユニット付きのARM Cortex M4Fが6つ入っています（表1-1）．同社はスマート·センシング·プロセッサと呼んでおり，その名のとおり，センサ等のアナログ情報を演算処理し，その結果に基づいて動作するシステムに向いているマイコンです．Spresense用に，NuttxというPOSIX/ANSIライクのリアルタイムOSが提供されており，LinuxのBashと似たようなNuttShellで操作することができます．本稿では，IoTセンサとしてSpresenseにセンサとBLEを追加し，中核となるマイコン部の処理パフォーマンスを体験してみます．