(その20)デジタル画像とシミュレーション

摘要

普段，スマートフォンなどで写真を撮るなど,し て，デジタル画像（ファイル）を扱う機会はみな さん多いかと思う。ここでは，そのデジタル画像 (以下，画像）について取り上げていきたい。画像の編集作業などでご存じの方もいらっしゃ るかと思うが，画像は色のついた小さな四角の集 合である。この小さな四角を画素（pixel)と呼ぶ。この画素の集合で画像は構成されている。1つの画素は色の情報を持ち，一般的な画像で はRGB (R :赤，G :緑，B ：青）の値を持ち， それぞれが8 bitである。8 bitは2 8 = 256,よつ て0-255の値をとる。そのため，画素には256 x 256 x 256 =16,777,216色の中からいずれかの1色 が割り当てられることになる。現在では，RGB それぞれにlObitを使用できる環境も登場し,約 10億色を取り扱うこともできる。